「子宮頸がん」ってどんな病気?「子宮頸がん」ってどんな病気?

どんな人がなりやすい?

子宮頸がんは、特別な人がなる病気ではなく、女性なら誰でもかかる可能性のある病気です。

『がん』と聞くと、身近な家族や親戚にがんになった人がいるとなりやすいというイメージがありますが、子宮頸がん(しきゅうけいがん)は遺伝などに関係なく、性交経験がある女性なら誰でもなる可能性のある病気です。
近年では20代後半から30代に急増、若い女性の発症率が増加傾向にあります。子宮頸がんは、女性特有のがんの中では乳がんに次いで第2位を占めており、特に20代から30代の女性においては、発症するすべてのがんの中で第1位となっています。

国立がん研究センター. がん情報サービス「がん登録・統計」より作図(2020年6月確認)国立がん研究センター. がん情報サービス「がん登録・統計」より作図(2020年6月確認)

国立がん研究センター. がん情報サービス「がん登録・統計」より作図(2020年6月確認)

国立がん研究センター. がん情報サービス, 全国推計値:がん罹患データ(1975年~2015年)より作図(2020年6月確認)国立がん研究センター. がん情報サービス, 全国推計値:がん罹患データ(1975年~2015年)より作図(2020年6月確認)

国立がん研究センター. がん情報サービス, 全国推計値:がん罹患データ(1975年~2015年)より作図(2020年6月確認)

全世界で年間約31万人もの女性が子宮頸がんによって命を失っています※1。日本でも、毎年1万人以上の女性が子宮頸がんと診断され、年間約3,000人が子宮頸がんによって命を失っています※2
なお、同じ子宮にできるがんでも、子宮体がんは閉経前後の50代から60代の女性に多く※2、若い女性に多い子宮頸がんとは対照的です。

図:各地域における子宮頸がんの年間新規罹患数と死亡者数 図:各地域における子宮頸がんの年間新規罹患数と死亡者数

各地域における子宮頸がんの年間新規罹患数と死亡者数
GLOBOCAN 2018

Arbyn M. Et al, Lancet Glob Health. 2020 Feb; 8(2): e191-e203.

国立がん研究センター. がん情報サービス(2020年6月確認)