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子宮がん基礎知識|子宮頸がんのよくある質問 Q&A

Q.01
子宮がんとはどう違うの?
Q.02
何が原因?
Q.03
子宮頸がんにならないように日常生活で気を付けることは?
Q.04
どんな症状があらわれるの?
Q.05
治療法はどんなものがあるの?
Q.06
子宮頸がんになっても、子供を産めますか?
Q.07
検診は痛いの?
Q.08
検診っていくらぐらいかかるの?
Q.09
子宮がん検診の結果は「異常なし」でしたが、今後は検診を受けなくても大丈夫?
Q.10
子宮がん検診の結果が「要精密検査」でした。子宮頸がんなのでしょうか?
Q.11
ワクチンを接種すれば一生子宮頸がんにならないの?
Q.12
ワクチンを接種すれば子宮がん検診は必要なくなるの?
Q.13
ウイルスが感染しても、自然に排除されるのであれば、ワクチンを打たなくても、ウイルスに感染することで、免疫が得られるのでは?
Q.14
ワクチンの副作用としてはどのようなものがありますか?
Q.15
ワクチンを受けることによって逆にウイルスに感染して、その結果、子宮頸がんになることはないの?
Q.16
このワクチンで子宮頸がんやその前の段階(前がん病変)を治すことはできないの?
Q.17
ワクチンはどこに何回打つの?
Q.18
ワクチンは誰でも受けられるの?
Q.19
ワクチン接種にはいくらかかりますか?

Q1.子宮がんとはどう違うの?

子宮の入り口付近、「子宮頸部(しきゅうけいぶ)」にできるがんを、「子宮頸がん」といい、子宮の奥、赤ちゃんが育つところの「子宮体部」にできるがんを、「子宮体がん」と呼びます。子宮がんとはこの2種類のことを主にいいます。

Q2.何が原因?

子宮頸がんの原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染です。主に性交渉によって感染しますが、特別な人だけに感染するのではなく、HPVは誰にでも感染する可能性があります。

Q3.子宮頸がんにならないように日常生活で気を付けることは?

子宮頸がんは、ワクチン接種と1~2年に一度の定期的な子宮がん検診の受診で予防が可能です。

Q4.どんな症状があらわれるの?

子宮頸がんは、最初の頃は全く症状がないことがほとんどで、自分で気づくことがありません。 そのため、不正出血やおりものの増加、性交のときの出血などに気がついたときには、がんはかなり進行していることがあります。

Q5.治療法はどんなものがあるの?

子宮頸がんの治療は主に手術療法が行なわれ、このほかに放射線療法や化学療法が行なわれます。
がんの進み具合やがんの部位、患者さんの年齢、合併症の有無などによって治療法を決定します。 がんになる前(前がん病変)や初期のがんでは子宮頸部の異常な組織を取り除く手術(円錐切除術)がよく行なわれます。

Q6.子宮頸がんになっても、子供を産めますか?

がんになる前(前がん病変)や、0期またはIa1期までのごく初期のがんの段階で発見できれば、子宮頸部の一部だけを切り取り、異常な組織を取り除く手術(円錐切除術)ができ、その場合は妊娠も出産も可能です。しかし、Ia2期以降になると子宮の全摘出を行うことが多く、その場合は妊娠・出産はできなくなってしまいます。

Q7.検診は痛いの?

痛みの感じ方には個人差がありますが、ほとんど痛みは感じません。 子宮がん検診そのものはわずか5分程度で終わります。細胞診(Papテスト)といって、子宮頸部の細胞を、小さなヘラやブラシなどで擦り取り、HPVが感染している場合に現れる異常な細胞がないかどうかを顕微鏡で見て調べます。

Q8.検診っていくらぐらいかかるの?

子宮がん検診を受診する方法は様々で、金額も異なります。
【自治体が実施している住民検診】
保健所や自治体が指定した医療機関で受診する必要があり、対象となる年齢、実施時期にも制限がありますが、自治体からの補助があるため、費用は自治体によって異なります。比較的安く受診することができます(1,000~2,000円程度)。
【職場の健康診断】
健康保険組合によって費用が補助されることが多いので、一度、確認してみるといいでしょう。
【婦人科などでの子宮頸がん検診】
この場合、費用は全額自己負担となるため、住民検診などよりも割高です。ただし、症状がある場合や精密検査のための受診の場合には、保険診療となります。
詳しくは、医療機関へお問い合わせください。

Q9.子宮がん検診の結果は「異常なし」でしたが、今後は検診を受けなくても大丈夫?

検診の結果が「異常なし」であったとしても、原因となるHPVにすでに感染していたり、検診後に新たに感染してしまった場合、子宮頸部の細胞に異常が生じ、将来的に子宮頸がんが引き起こされる可能性はゼロではありません。検診で異常が発見されなかった場合でも、少なくとも1~2年に1度は検診を受けることが大切です。

Q10.子宮がん検診の結果が「要精密検査」でした。子宮頸がんなのでしょうか?

子宮がん検診の結果、精密検査が必要となるのは受診者の1%程度です。また、精密検査を受けた人のうち、実際に子宮頸がんが発見されるのは一部であり、「要精密検査」イコール「子宮頸がん」ではありません。子宮がん検診の「細胞診」で異常な細胞が見つかった場合、細胞の様子をさらに詳しく調べるために精密検査が必要となります。
精密検査では、「コルポスコピー診」と「組織診」が行われます。

Q11.ワクチンを接種すれば一生子宮頸がんにならないの?

子宮頸がん予防ワクチンは、子宮頸がんの原因となりやすいHPV 16型とHPV 18型のウイルスに対する免疫をつくらせるものです。
したがってこのワクチンを接種することでHPV 16型とHPV 18型の感染を防ぐことができますが、全ての発がん性HPVの感染を防ぐことができるわけではありません。そのため、ワクチンを接種しなかった場合と比べれば可能性はかなり低いものの、ワクチンを接種していても子宮頸がんにかかる可能性はゼロではありません。またワクチンの効果がどれだけ長く持続するかについては、現在も調査が継続して行われています。現時点でワクチンを接種してから最長で6.4年までは前がん病変を100%予防できることが確認されています。

Q12.ワクチンを接種すれば子宮がん検診は必要なくなるの?

ワクチンで子宮頸がんの原因の多くを占めるHPV 16型とHPV 18型の感染を防ぐことができますが、このワクチンは全ての発がん性HPVの感染を防ぐことができるわけではありません。子宮頸がんを完全に防ぐためには、子宮頸がんワクチンの接種だけではなく、定期的に子宮がん検診を受けることが大切です。ワクチン接種後も、1~2年に1度は子宮がん検診を受けるようにしましょう。

Q13.ウイルスが感染しても、自然に排除されるのであれば、ワクチンを打たなくても、ウイルスに感染することで、免疫が得られるのでは?

HPVに自然感染するだけでは、充分な免疫は得られません。 だから感染の機会があれば、繰り返しHPVに感染してしまうのです。

Q14.ワクチンの副作用としてはどのようなものがありますか?

一般的なワクチン同様、接種した後には、注射した部分が痛んだり、痒みを感じることがあります。また、注射をした部分が赤く腫れたりすることがあります。全身的な副反応としては、疲労感や頭痛、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛など があらわれることがあります。
なお重い副反応として、まれにショックまたはアナフィラキシー様症状を含むアレルギー反応、血管浮腫が認められることがあります。

Q15.ワクチンを受けることによって逆にウイルスに感染して、その結果、子宮頸がんになることはないの?

このワクチンを接種したために、HPVに感染することはありません。 このワクチンの成分には、ウイルス遺伝子を取り除いた外側の殻だけを人工的に作ったものを使っています。見た目はウイルスにそっくりですが、中は空っぽなので、ワクチンを接種しても子宮頸がんになることはありません。

Q16.このワクチンで子宮頸がんやその前の段階(前がん病変)を治すことはできないの?

このワクチンは、すでに今感染しているHPVを排除したり、すでに起こっている子宮頸部の前がん病変やがん細胞を治す効果はなく、あくまで接種後のHPV感染を防ぐものです。

Q17.ワクチンはどこに何回打つの?

このワクチンは半年間の間に3回(1回目、2回目:1カ月後、3回目:6カ月後)、腕の筋肉に注射します。

Q18.ワクチンは誰でも受けられるの?

このワクチンの接種対象は10歳以上の女性です。
ただし下記に該当する場合は接種ができません。
(1) 明らかに発熱がある
(2) 重篤な急性疾患にかかっている
(3) このワクチンの成分に対して過敏症を示したことがある
(4) 先生がワクチンを接種すべきではないと判断された場合

また、妊婦又は妊娠している可能性のある女性の接種は妊娠終了まで延期する、また接種期間の途中で妊娠した際には、その後の接種は見合わせることとされています。

Q19.ワクチン接種にはいくらかかりますか?

ワクチンは自費になりますので、医療機関によって料金が異なります。直接、医療機関にお問合わせください。

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